ごきげんよう、みなさま。おねえさまです。
デスティニーチャイルドのお話。先週のデビランの戦績はこのような内容となりました。負け数が普段よりも少し少ないのはコウガが2凸できた影響が出ているのではないかしら。何一つとして環境が変わっておりませんから、相変わらず妨害スキルの押し付け合いを繰り広げるストレスを溜めるだけの作業となっております。
現在はデビランのイベントも開催されているおかげで、普段よりも多くのプレイヤーがこの二週間はデビランに勤しんでいるのではないでしょうか。毎週ランク維持のためにデビランをこなしている私にとっては報酬も大きく有り難いイベントなのですが、報酬のために普段はあまり積極的にデビランを遊んでいないプレイヤーにとっては、かなりの苦痛を伴う二週間になっているようですね。
現在のプラチナ帯の構成は【シュリンクス】【オルガ】+【モア】【ランフェイ】【エリシオン】【コウガ】【クランプス】あたりから好みのものをチョイスしたパターンが殆どを占めております。シュリンクスの忍耐と妨害チャイルドたちの遅延行為でとにかくグダグダにして最後フィーバータイムで押し切るというスタイルが定石となっているみたいね。基本的にチャイルドを各個撃破することはあまり想定されておりません。
この構成が嫌悪される理由は運ゲー要素が強く試合時間が長丁場になりやすいというところが大きいと思います。シュリンクスが忍耐を撒くタイミング、オルガの一定確率で発生する沈黙デバフ、モアの一定確率で発生する石化デバフ、各妨害キャラのドライブスキルはタイミングが重なるとこちらは手も足も出せないサンドバッグ状態と化すことが度々発生いたします。そこにエリシオンの強烈な中毒デバフが加わると、何も出来ないままじわじわいたぶられながら敗北するという負け方の中では非常にストレスの溜まりやすい部類の敗北を味わうのだわ。
基本的に週替りでのリーグ維持を達成するには大体100戦前後はこなさないといけないわけで、毎週100戦もこんな悪意に満ちた妨害パーティを相手にしていたら心も荒むというものよ。どんなゲームだって嫌がらせをメインに据えたチームと戦うのは嫌に決まっているじゃない。私はここでデビランの動向を見守っていたいという目的があるからまだ呆れながらも付き合っておりますが、普通に遊んでいるプレイヤーにとっては苦行そのものだわ。
そもそもこの元凶を作っているのは間違いなくシュリンクスなのよ。短期決戦という試合スタイルにおいて彼女のスキルほど驚異となるものはございません。そのシュリンクスに対抗して火力を稼ぐにはどうしたらいいか、という問題への解答となっているのがエリシオン。この子の3ターンにも及ぶ中毒デバフは忍耐の強みを限りなく薄めることができ、スリップダメージとしてはかなり威力の高いものとなっているおかげで実用レベルの毒となっております。
しかし3体に毒をばらまけるとはいえ即効性はなくまた本人も★4チャイルドであるため耐久面に不安があり、これを活かすには他のチャイルドのフォローが必要。「毒」というダメージソースを活かすにはピュアアタッカーよりも、妨害チャイルドを入れて相手の行動を制限し、試合展開を遅くすることで中毒効果をより際立たせることが大事となります。そして、妨害を掻い潜って攻撃をしてくる相手から味方を守るにはどうすればいいか…。……これってデビランの支配者であるシュリンクスを採用すればいいのでは…???
こうしてシュリンクスを討ち滅ぼすために採用されたエリシオンを守るチャイルドは、結局シュリンクスが最も適しているというどうしようもない状況を作り出しているのです。シュリンクスの忍耐スキルの強さは現状実装されているチャイルドたちではスマートに解決することのできないアンタッチャブルな強さで、シュリンクスに対抗するにはこちらもシュリンクスを採用するしかないのだわ。これが使用率が落ちない魔のスパイラルよね。
シュリンクスは全てのプレイヤーが【イブ】とエリシオンしかアタッカーを採用しない…というありえない事態にならない限りは王座から陥落することはないでしょう。妨害キャラは大体のプレイヤーが採用しているのですが、エリシオンだけはブレが大きく通常のアタッカーを採用しているパーティも当然ながら多い。強力な物理ダメージを与えるチャイルドが採用されている限りは、シュリンクスの影響力が衰えることはないのです。
やはり4回もダメージを無効にできるって極悪すぎると思うのよ。攻め手側がこれを突破するには相当強烈なインフレを起こさないと難しいですし、忍耐でも抑えきれないスキルが実装などされたらもうインフレは止まらないわね。
今回は元凶ということでシュリンクスを槍玉に挙げてはおりますが、シュリンクスを軸にして脇を固める妨害チャイルドたちも大概ではあるのだけどね。モアだけならまだ何とかなったかもしれませんが、オルガの沈黙は後出しでどうこう出来るデバフではないため、現状対策のしようがない。出来ることは沈黙デバフが不発に終わることを祈る、お祈りゲーしかないわ。オルガのリーダースキルはデビランでも1,2を争うほどの強力な効果が与えられているというのも悪事に拍車をかけているわね。
シュリンクスと上記の妨害チャイルドたちは、今の環境では彼女たちをメタることができる抑止力が不在なのが問題ね。結果、現在の環境トップである「シュリンクスと不愉快な仲間たち」と渡り合うには同じミラー構成で対抗するしかないという、負の連鎖が続いていくのだわ。こうやって嫌がらせ構成はどんどん増殖していくのです。
そんな状況に一石を投じたいのか…今回のワールドレイドイベントで入手できる【ケプリ】のスキルは「妨害型チャイルドを優先に攻撃し失明させる」というものになっております。が、失明させて攻撃をミスにさせたところでデバフ効果まで無効にできるのかしら?
今までのデビランでの出来事を例にとるなら、こちらの攻撃が回避されダメージを与えられなくてもデバフ効果だけは発動するということが見受けられるわ。この現象をそのまま当てはめるのであれば、例え失明させてもターゲットに選ばれた以上はデバフ効果が乗るかどうかの判定が行われると考えるのが自然よね。それとも通常の攻撃ミスと失明デバフ中に発生する攻撃ミスは処理の仕方が異なるとでもいうの?このあたりはケプリを育てて検証してみても面白そうね。
ちなみにこの謎仕様は挑発タンカーを駆逐してしまっている要因にもなっております。ただでさえ純粋にダメージを与えることが廃れていて出番が少ないというのに、挑発スキルは味方のダメージを肩代わりすることは出来てもデバフ効果までは肩代わりできない仕様になっているのです。一番防いでほしいデバフ効果だけは本来のターゲットたちに素通しさせ、おまけのカスダメージだけを一身に集めるさまは失笑するしかないわ。
デバフ効果もしっかりと肩代わりできる仕様になっていて、一定時間デバフ無効のバフが付与される挑発タンカーなんかがいたら駆け引きも生まれたのですけど…現存する挑発タンカーはどれも強烈なダメージを受け止めて、それを3倍返しにすることしか考えていない脳筋しかいないのだわ。なんという哀れなことでしょう。