【MHW】剣斧再び【スラアク】

ごきげんよう、みなさま。おねえさまです。

モンスターハンターワールドのお話。モンスターハンターワールドが無事発売となりました。とてもおめでたいことですね。かくいうわたくしも発売日を待ち望んでおりましたから、ようやく据え置き機でモンハンライフを過ごせる日々が再びやってきたという喜びに満たされております。

思い返せば「MHトライ」でスラッシュアックスの魅力に取りつかれてからは、それ以降ひたすらスラアクばかりを握り狩猟生活を送っていたわね。「MH4」あたりを境に携帯機で遊ぶことを卒業してしまい、だいぶスラアクから離れておりましたが据え置き機で新作が出た暁には毎日お布団をかけて添い寝するくらいスラアクを使い倒してさしあげようと目論んでおりましたの。

その日が無事やってきたということで、ここもしばらくは狩猟生活の様子をお届けすることになるかと思いますわ。

このMHWはナンバリングがないせいで悪い意味で意欲的な挑戦をしているタイトルかと身構えますが、ちゃんとシリーズの伝統を踏襲している正統派モンハンとなっております。目玉はなんといってもオープンワールド化されたフィールド。エリアを移動する度にあのマヌケな待機時間と向き合う必要がなくなったのかと思うと心が晴れるわね。

リアルに描かれた生態系は大型モンスター同士がかち合えば縄張り争いを始め、精巧に作られている大自然のフィールドではギミックとして機能する仕掛けもたくさん用意されており、見た目が美しいだけのハリボテ映像で終わっていないところが素晴らしいポイントでしょう。カプコンもまだまだその気になれば上手に作れちゃうということを証明し始めているところでございます。

当然ながら今作もほぼスラッシュアックスを手に取り攻略を進めていくつもりでおりますが、なにせ最後に振り回していたのが3G。もう6年以上触っていない事実を思い浮かべながらも、実際は自転車や水泳と同じであれだけ遊んでいれば体は忘れないものよ。多少のリハビリをすればすぐさま勘を取り戻すはず。大丈夫よ、あのジンオウガの頭蓋を砕きまくった日々を呼び覚ませば何とかなるはずなのよ!

さすがに3時代とはモーションが多少変化しておりまして、適応するには多少の時間がかかるかもしれないわね。一番気になったのが斧モード時に静止状態で攻撃をすると縦斬りが発動していたのが、今作では横斬りにチェンジされていること。斧モードの縦斬りはスラアクにとって一番重要なモーションで、これを相手の弱点部位に正確に命中させられるかどうかがスラアク使いとしての腕の差だと思っておりました。

ヒットアンドアウェイが基本の斧モードにとって、初動で縦斬りを発動できないのは修正するのに時間がかかりそう。「斬り下がり」という新モーションは攻撃しながら後退するという一見スラアクにとっては理にかなったモーションにみえるのだけど、リーチが見た目以上に短いから使い所に困りそう。恐らく横斬りよりもリーチが短いので、斬り下がりが当たるほど接近しているときにあの後退距離ではトレードオフできていないと思うわねえ。

剣モードはより豪快なモーションに強化されており、決まった時の爽快感は大幅にアップ。メッタ斬りからの属性解放突きフィニッシュが決まれば「スラアク使っていて良かったわぁぁぁ~」とこの世に生まれてきたことに感謝出来るほどのエクスタシーを味わえるわ。「静」の斧モードで辛抱強く立ち回っているからこそ、「動」の剣モードの抑制からの開放というのはスラアクにとって大事なのよ。ここが強化されているのは素晴らしいわね。

効率的な面から見ると、定番の縦斬りラッシュの打点にバラツキがあり定点攻撃しづらくなっているのが気になるわね。モーション自体は激しい動きで気持ち良いのだけど、ちょっと相手の頭蓋が暴れていたりしたら当てづらいと思うのよこれ。二連攻撃のほうは更にアクションが派手。跳躍しながら連撃なんてしちゃって、スラアクにあるまじき運動能力を見せているけど定点攻撃として見たら最悪なモーションだわ。

わたくしだってたまには雑に立ち回りたいときはありますから、そういうときはこの豪快さが爽快感に繋がるのは間違いないのよね。剣モードが都会に染まったようなチャラさを身に着けたおかげで、だいぶ派手な武器に生まれ変わっているわ。部位とか何も考えずにとにかくラッシュをかけたい人はいい感じの調整になっていることでしょう。

しかしですよ。スラアクの真骨頂は相手の攻撃を手玉に取り、的確に執拗に頭蓋を抉り弱点部位を切り刻むところにあると思っているわたくしのようなハンターにとっては、爽快感の代償としてそういう嫌らしいモーションを取り上げられてしまったのが残念でならないわね。

私が時代の変化に気づいていない無知な存在だけかもしれないわ。何せ「MH4」以降はまともにスラアクなど握っていなかったのだから、いつまでもわたくしの中では純粋無垢な少女として存在しているだけで実際はもう大人になってしまったのかもしれません。時代は変わったのだと受け入れて新しいスタイルを模索するか、スラアクとは昔からこう使うのよゆとりちゃん!と老害ぶりを発揮するか…これは分岐点かもしれない。えぇ…これは…。

ハァァァァーんん 属性解放突き楽しいわぁァァァ~~~。

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